ミニチュアのお人形を作るなら、どの粘土が使いやすい?
4タイプの粘土を比較してみました。
お人形の顔を作るなら、どの粘土がいい? 4つの粘土を比較してみました。
小さなミニチュアのお人形を作ろうと思い立ちました。
しかし、わたしは粘土ではあまりお人形を作ったことが無いので、どんなタイプの粘土が作りやすいのかな?と思い、いろいろな粘土で実験してみることにしました。
粘土の候補は、4つで、それぞれ形を作ってみた感想と、乾いた後に色を塗った後の感想で比較しています。
それでは、粘土実験GO~!
【形づくり編】パジコ 石塑粘土 ラドールプルミエ
まず使ってみたのは、石塑粘土(せきそねんど)です。
石塑粘土とは、石を粉状にしたものが原料の粘土となり、乾いた後にやすりをかけて形を成形することができます。
石塑粘土は、乾いた後が扱いやすいんだ~
原料である石の粉から石粉粘土(せきふんねんど)と呼ばれることもあるわよ。
パジコのラドール プルミエを使いました。
プルミエは、適度な固さがあるので、丸い人形の顔を作りやすいです。
目と口も堀りやすくてなかなか使いやすいです。
【形づくり編】パジコ ハーティホワイト
続いて使ったのがパジコ ハーティホワイトです。
ハーティは、しなかやかで軽い軽量粘土で、手にもつきにくいので、初心者にも扱いやすい粘土だと思います。
乾いてくると、亀裂が入りやすくなるので、ある程度のスピード勝負です。
今回は人形の丸い顔なのでささっと作りました。
ハーティも軽いタッチで作りやすかったです。
【形づくり編】100均の軽量粘土
お次に使ったのは100均の軽量粘土です。
今回はダイソーで購入したものを使いました。
形作りとしては軽量粘土は扱いやすいですが、ちょっとやわらかめの粘土であったため、口が堀りにくかったです。
表面もボソボソしてしまったので、乾くとどうなるのかな?と感じました。
【形づくり編】パジコ ハーティホワイト
最後は樹脂粘土モデナです。
樹脂粘土は、乾くとプラスチックみたいに固くなるのが特徴で、わたしがミニチュアフードを作る時にはいつも使う定番の粘土となります。
モデナは適度な固さがあるので、人形の顔を形作るのは一番やりすかったです。
さて、これで4つの粘土が整いました。
お次は粘土が乾いた後、色付けしてみた実験の感想です。
【完成編】パジコ 石塑粘土 ラドールプルミエ
プルミエは乾いた後は表面がボソボソします。
石塑粘土(せきそねんど)は、基本乾くとヤスリをかけて最終仕上げする必要があることが多い粘土であります。
今回は、ヤスリをかけずに色を塗ったので、仕上げはちょっと・・・という印象です。
最終ヤスリがけをしたら絵の具の筆もスムーズになり、綺麗に仕上げることができるでしょうね。
ということで、ヤスリなしでは、ちょっとイマイチ
ヤスリをかけると綺麗に仕上がるでしょう。
またプルミエは、指に水をつけてなぞると表面をつるつるさせることができるので、修正が可能な粘土です。
【完成編】パジコ ハーティクレイ
ハーティークレイは、乾くと軽いタッチとなり、絵の具も塗りやすかったです。
ただ、顔に溝が出来ています。
これは水で濡らしてもなおらないことが多いので、粘土を付け足して練りこむ必要があります。
【完成編】100均の軽量粘土
100均の軽量粘土は、乾くと表面がぼこぼこしています。
ぼこぼこしているから、絵の具も塗りにくく、にじんでしまいます。
そのにじみが味わい深くなることもあるでしょうけれども、100均の軽量粘土は、お人形にはちょっと扱いにくいかもしれませんね。
【形づくり編】樹脂粘土 モデナ
樹脂粘土モデナは、乾いた後が一番綺麗で、絵の具も塗りやすかったです。
形崩れもないため、なかなかGOODでした。
お人形づくりに使いやすかった粘土
とういことで、4つの粘土でお人形の顔づくりの実験が終了しました。
一番扱いやすかった粘土は、樹脂粘土モデナでした。
今回は手持ちの4つの粘土で試しましたが、もちろんお人形づくりに適した粘土もあると思いますので、また他の粘土も試してみます。
まずは、樹脂粘土モデナでお人形づくりをやっていきます。
またできましたら、このブログでご紹介しますね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。